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せらせらぴー秋。輝くダリア

  • 執筆者の写真: 山本まりこ
    山本まりこ
  • 4月24日
  • 読了時間: 5分


■もくじ







■魅惑のダリア

秋の世羅高原農場、そこは、まるで楽園のよう。

だって、見渡す限り、ダリアが咲いているのだもの。





色とりどりのダリアに囲まれながらシャッターを切っていると、時を忘れてしまう。

あっちにこっちに美しいダリアが咲いていて、シャッターを切る手が止まらない。

朝一で世羅高原農場に入場、夕方まで撮り続けていることも、もう何度も。


それはとてもとても魅惑的、そして、幸せな時間なのです。



秋の世羅高原農場のダリアについて、先日、第一回目の記事が公開になりました。



今回は、秋の世羅高原農場のダリアの「さらに」、撮影する「さらに」を綴りたいと思います。




■輝くダリア


「世羅高原農場のダリアを撮影するなら、どの時間がおススメですか。」


世羅高原農場のダリア畑に約10年通い続けているので、そんな質問もたくさんいただきます。


お答えします。

おススメは、


・晴れの日の早朝と夕方

・雨の日


です。


まずは、晴れの日の早朝。

晴れの日の早朝は、ダリアが輝きます。まるで宝石のように。






太陽が上がったばかり、まだ朝露をまとっているダリアは、朝日を受けて、輝くのです。

キラッキラに。

花びらに水晶(クリスタル)をたくさんつけて輝いているように。


その時間を言葉にするなら、「世羅クリスタルタイム」。

あっちもこっちも、キラッキラ、クリスタル。


世羅クリスタルタイム、

こんなに美しい世界があるのだろうか、私はそんなことを思いながらシャッターを切るのです。




そして、晴れた日の夕方。

斜めに傾いた夕方の光が、世界をドラマティックに包み込みます。




の写真を撮っている時の私の心の中を、今でもはっきりと覚えています。

自分でも大好きだと思える写真が撮れている、そんなことを実感しながらシャッターを切ることの出来る幸せ。


もう、もう、最高です。




そして、雨の日。


雨の日、ダリアは雨粒を纏います。

雨の日も、まるで水晶(クリスタル)を纏ったかのうような美しいダリアが、あっちにこっちに輝いているのです。








550品種、7,500株のクリスタルダリア。


「晴れだったら良かったのに。」

「雨だから今日は撮影はいいや。」

「なんで雨~。」


旅先で雨が降ると、あちこちから聞こえる声。

実際、雨の世羅高原農場で朝から昼過ぎまで撮影していても、私以外の人は、ちら、ほら。

写真を撮っている人はほぼいない、なんて日もありました。

目の前にこんなに美しい世界が広がっているのに。


カメラがあれば、雨の日、そこはワンダーランド。







傘を入れて撮ったり、シャッタースピードを調節して、雨の軌跡を写したり。


雨の日の世羅高原農場は、ワンダーランド。

みなさんもぜひ、雨の日にカメラを持って撮影してみてください。



■カエルくん。ひょっこり


世羅高原農場のダリアの花園で毎回、私がものすごく楽しみにしていること、

それは、カエルくんに会うこと。


ダリアのお花の中にひっそり、いるんです。










7,500株のダリアの中に、ぽつり、ぽつり、といます。

あちこちにたくさんいる、というわけではなくて、探して探してやっと見つかる、そんなイメージです。


見つけたときは、

ああ、ここにいたんだね。

と、静かにシャッターを切ります。


あまり動かず、じいいーーっつとしているカエルくん。

刺激しないように、私もそおっと撮影します。


でもたまに。

虫が近づくと、シュシュシュッと動き出すカエルくん。

今までウトウトと眠っていたかと思ったのに、びっくりするくらい俊敏に。


そんな時間を見ているのも楽しいものです。



こちらはトンボさん。







猫さんも。






にぎやかな秋の世羅高原農場です。




■朝の世羅


秋の朝。

世羅の町や、世羅高原農場までの道のりにも、美しい秋があります。







彼岸花やススキがゆらゆらと。

私が滞在している中でも何度も霧がかかることがありました。

世羅の朝は早起きをおススメします。



■世羅のごはん


さあ、ごはんの時間です。

今回ご紹介するのは、雪月風花 福智院さんの「世羅おむすび精進カレー」です。





世羅の野菜がたっぷり、椎茸や大豆やフルーツなどの旨味がギュッと詰まった精進カレー。お米どころの世羅のお米のおむすびが、どーんとのっています。そして、精進カレーなので、お肉や玉ねぎ、にんにくなどが入っていません。


実はこのカレー、私、山本まりこがレシピを提供させていただきました。

実は山本、写真家ですが、スパイスフーズ作家でもあります。

「精進カレーってあっさりしたイメージだけど、旨味があって美味しい」と好評をいただいております。





■せらせらぴー


美しいお花に囲まれ

美味しいご飯をいただき

優しい人々とお話し

いつの間にか笑顔になっている、世羅高原の旅。それは、大きな優しさに包まれているように気持ち良くて、まるでセラピーを受けているよう、そんな風に思うのです。

だから、私は、世羅で過ごす気持ち良さを「せらせらぴー」と呼んでいます。






せらせらぴー


それでは、秋の世羅でお会いしましょう。







山本まりこ


写真家。スパイスフーズ作家。理工学部建築学科卒業後、設計会社に就職。25歳の春、「でもやっぱり写真が好き」とカメラを持って放浪の旅に出発しそのまま写真家に転身。風通しがいいという意味を持つairy(エアリー)をコンセプトに、空間を意識した写真を撮り続けている。撮影、執筆、講演、講師など活動は多岐。写真集「ARIY COLORS」「熊野古道を歩いています。」、著書「エアリーフォトの撮り方レシピ」など11冊出版。写真とスパイス料理の教室Room5656主宰、写真とスパイスカレーの空間PEANUTSuu(ピーナッツぅ)をOPEN。好きな食べ物は、カレーとイカ。


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