空へとける青 よせる波の青
- わたなべもも
- 4月24日
- 読了時間: 2分
この季節、世羅一帯は花に祝福されているように花であふれるので、1ヶ所で満足するのはもったいないというもの。続いて世羅高原農場から車で20分の「花夢の里」を訪れた。迎えてくれたのは青いじゅうたんとピンクのじゅうたん。近づいてよくみると、それはそれは小さな花を敷きつめた、とても贅沢なしつらえだ。
青いじゅうたんの花はネモフィラ。空に向かってしゃがみこめば、そのまま青くとけてしまいそう。きみたちはお日様が大好きなんだね。

花と同じ目線でファインダーを覗けば、そこにはネモフィラの海が広がっている。ぷかぷかと波に身をまかせた花たちは、とても楽しそうだ。





花畑の中にポツンとあるバス停はメルヘンチック。たぶんバスは来ないけれど、もしもバスに乗ったなら、どこへ連れて行ってくれるだろう。ふわふわ雲の上停留所を通過して、竜宮城前で下車しようかな。
「花夢の里」というのは、「花と夢を見る場所」という意味かも知れない。

わたなべもも(花写真・作詞・おはなし)
幼稚園在職中に作詞家デビューし、翌年退職。子どもの歌やおはなしを書き始める。その後、写真家 丸林正則 氏に出会い、花写真を学ぶ。花かごの代わりにカメラをもって、花を摘む代わりにカメラの中を花でいっぱいにする。「レンズの奥の不思議の国」をテーマとし、独自の感性を活かしたワークショップや、おはなしをテーマに作品作りをする「Story*Photo」を展開中。SONYαアカデミー講師、PHOTO*MOMOTTO主宰。花フォトももぐみキャプテン。CDと写真詩集「gradation」を発売中。
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